僕色、君色。




その想いが届いたのか、彼の方からわたしのもとに来てくれた。



「いずみ!」


この声は…と振り返る。



そして……時が止まった………。




目の前にはワックスでセットされた髪、ピアス、着崩した制服。


わたしの知っている瑞希とは確実にちがった。




それに、時が止まったのはわたしだけじゃない。


クラスみんなだった。



「おい、あの先輩って…」

「なんで和泉が五十嵐先輩と知り合いなんだよ?」



こそこそ話が聞こえる。