…ああ、何時からだろう。
こんな孤独な運命に気付いたのは。



…ああ、何時からだろう。
こんな孤独に恐怖心を抱いたのは。


「…ねぇっ…!」


…孤独という恐怖をどうすればいいの?

…孤独をこれ程恐れる私が可笑しいの?


「…ねぇ…っ……答えてよ」

―応えてよ


「…気付いてよっ………」


―誰も、そこら辺の物にさえ、私は気付いてもらえないんだ。


「…ねぇ、解るでしょ…?

"独りぼっち"は、
…………寂しいよ…ッ!!!」
涙と共に、今まで僅かながら押さえ込んだ感情が…心が溢れ出していく。

「…気付いて欲しいよ…悲しいよ!
私っ…ここにいるよッ!?
…いるんだよ…ッ!


…ねぇ……独りぼっちは…嫌だよ……」


孤独。ずっと独りぼっち。…ずっと?……。


「うぅ…ぁ…ッ……うあああぁぁぁッ!!!!」


何かを変えたかった。
ずっと、生まれた時からの"孤独"という運命を、変えたかった。


自分自身を…変えたかったんだ。