朝まで2人で語った夜があった。

2人ともどこか病んでて
傷口なめあい話して
愛おしさ溢れて、おさえられなくて。


奴の首筋にうずめた私の頬。






そこからはもう虚しさも
感じるような夜だったね。


お互いの淋しさ埋めるように
求め合って。



「なかったことにしよう」

朝日が薄暗く照らす川の手前
2人の口からでた言葉だったね。



なかったことに…



なにそれ。