雨が降り続く中、彼と私は、ある事件があった現場へ向かっていた。


ー1週間前ー
 聖奈と琴は、登山のため武士の道ともいわれるモノノフ山(実際には、ありません)に向かっていた。
 しかし、モノノフ山にいくには、まず、亭刀山に登り、途中であるボロボロのつり橋を渡らなくてはいけない。
そのつり橋では、ここの所つり橋から転落する事故が増えていた、にもかかわらず2人は、登っていった。
「このつり橋かな?」
 ようやく噂のつり橋に着いた。まず、始めに琴から渡り始める。それに続いて聖奈も渡った。
真ん中あたりまで行ったときだった。急につり橋が揺れだした。そして、琴だけが、つり橋の下に落ちて行った。
「こーとー、こーとー。」
いくら叫んでも、返事は、来なかった。
そんな事故が増えていた。
 その事故が本当に事故なのか、何者かによって起きた事件なのか調べるため、2人のカレカノコンビが立ち上がった。
「今回の事件は、うちが解決するんやからな!」
「わかったよ。ったく、いつもの区痴愚でてるでー。」
「あんたもな。」
そんな会話をしてるのは、バカップル探偵の萌と蓮斗だった。
 「ここなんか?なんや、ふっつーのつり橋やな。なんの仕掛けもないんちゃうか?」
 「一応調べなあかんのや。調べとくか。」
 「せやな。」
調査開始。
まず1つ目に見つけたのは、つり橋の真ん中あたりのつなが1本切れていること。
2つ目は、つり橋の板が古くて、腐っていることなど。しかし、事件とは、言えない証拠しかみつからなかった。