《ごめん!もう寝てるよね?帰ってきていたんだけどメール返せなかった、本当にごめんね》
「どうせ、旦那が起きていたんだろ」
時間を見ると、朝方の4時近くだった。
今日は店の間にも一度も入っては来なかったメール。
それが、力を振り絞り点滅してくれたピンク色のホタルが最後に届けてくれたメールだった。
冷夏のメールは、なにを意味しているのか分かっていた。
ほら、もう限界なんだ……
こうやって悪いことばかり考えて待ち続けることも……。
窓から入ってくる風がカーテンを揺らす。
もう、あの時の風の香りさえもこれっぽっちも残ってなんかない。
携帯を開き、ランプ設定の所をOFFにした。
そして窓にゆっくり近づき、鍵と共に心にも再び鍵をかけたんだ。
ピンクのホタルを見るのもあれが最後だった。
「どうせ、旦那が起きていたんだろ」
時間を見ると、朝方の4時近くだった。
今日は店の間にも一度も入っては来なかったメール。
それが、力を振り絞り点滅してくれたピンク色のホタルが最後に届けてくれたメールだった。
冷夏のメールは、なにを意味しているのか分かっていた。
ほら、もう限界なんだ……
こうやって悪いことばかり考えて待ち続けることも……。
窓から入ってくる風がカーテンを揺らす。
もう、あの時の風の香りさえもこれっぽっちも残ってなんかない。
携帯を開き、ランプ設定の所をOFFにした。
そして窓にゆっくり近づき、鍵と共に心にも再び鍵をかけたんだ。
ピンクのホタルを見るのもあれが最後だった。



