《おはよう!MDありがとうね!本当に嬉しかった》
そのメールを俺が目にしたのは夕方だった。
「寝過ぎたな……」
いや、だけど全然熟睡なんてしていない。
冷夏とバイバイしてから俺は一人ずっと眠れず、冷夏の事だけを考えていた。
ずっと俺の部屋は二人の大好きなアーティストの曲が流れ続けていて、
全ての曲が終わる度に何度も繰り返しされてるのをひたすら聞いていた。
冷夏とやり直したはずなのに、俺の心の中は寂しさだけが残っていた。
《大事にしろよ!なんせ愛情たっぷり入った世界に一つしかないMDだからな》
そんなメールを送り再びベッドに潜りこんだ。
寂しい……
寂しいよ、冷夏。
俺の隣に冷夏がいないこと。
こんなに思っているのに、愛し合っているのに傍にいれない虚しさ……
あれほど
“なにも望まない、贅沢になっちゃいけねぇ”って自分に言い聞かせ、
再び繋ぎ合わした
俺と冷夏の手……。
だけど、やっぱり冷夏と一緒にいられない時間は不安ばかりに襲われ、俺を孤独にさせる。
冷夏がどんどん俺を置いて行ってしまうような……
そんな気分になる。
「怖いんだよ、冷夏……」
“全てが夢だった”
そうでも言ってくれたら、俺はもう苦しまないのだろうか。
そのメールを俺が目にしたのは夕方だった。
「寝過ぎたな……」
いや、だけど全然熟睡なんてしていない。
冷夏とバイバイしてから俺は一人ずっと眠れず、冷夏の事だけを考えていた。
ずっと俺の部屋は二人の大好きなアーティストの曲が流れ続けていて、
全ての曲が終わる度に何度も繰り返しされてるのをひたすら聞いていた。
冷夏とやり直したはずなのに、俺の心の中は寂しさだけが残っていた。
《大事にしろよ!なんせ愛情たっぷり入った世界に一つしかないMDだからな》
そんなメールを送り再びベッドに潜りこんだ。
寂しい……
寂しいよ、冷夏。
俺の隣に冷夏がいないこと。
こんなに思っているのに、愛し合っているのに傍にいれない虚しさ……
あれほど
“なにも望まない、贅沢になっちゃいけねぇ”って自分に言い聞かせ、
再び繋ぎ合わした
俺と冷夏の手……。
だけど、やっぱり冷夏と一緒にいられない時間は不安ばかりに襲われ、俺を孤独にさせる。
冷夏がどんどん俺を置いて行ってしまうような……
そんな気分になる。
「怖いんだよ、冷夏……」
“全てが夢だった”
そうでも言ってくれたら、俺はもう苦しまないのだろうか。