《なんか、メール冷たくなったね……》



《そんな事ねぇよ~!冷夏はどの辺に住んでるの?》


《〇〇だよ!さとクンは?》



《俺はコンビニの裏のマンションだよ!!》




近い………




こんなにも近くにるのに
やっぱり冷夏が遠い――




《えっー!!超~近いじゃん!!冷夏あのコンビニめちゃくちゃ行くし~今まで会った事あるかもね!》




《ねぇだろ?冷夏みたいな女見たら忘れねぇーよ!》




《何を言っちゃってんの!嘘つき~!バカ♪》



「あぁ、バカさ…一瞬でお前の虜になっちゃった俺はよ……」



《バカだよ、俺は……》




《ねぇ?さとクンいくつなの?》




《俺?24だよ?冷夏は
23歳だよな?》




《なんで知ってんの?》




《店で他の席に着いてた時に耳に入ってきたんだ!》




《凄~い!じゃあ覚えていてくれたんだね♪》




《たまたまな!》




《一つしか変わらないんだね!》




この日から俺と冷夏のメール交換の日々が始まった