何処にいても、気を紛らわせようとしても、俺の頭の中はやっぱり冷夏のことだけ考えるだけになってしまったようで……
静かに、車の中に戻り、さっきの受信メールを開いた。
1つずつ、ゆっくり言葉を並べて行く……
あんなに楽しかったはずのメール交換が、今じゃ答えを開くのに脅えていて、
どうしてこうなっちまったのかと、考えながら送信していた。
《なんで、外出て来たの?》
そんなことは、さっきの冷夏からのメールで分かるはずなのに俺は入れる言葉が見つからず、何よりも、冷夏と繋がっていたかっただけだった。
《おかしくなりそうで、翔クンが頭の中を占領してて、何を見ても涙でさ…家にいるのが辛かった》
「俺も同じだよ」
メールに向かって話しかけながらも、そう素直に入れることはできずに
《旦那は平気だったのかよ?》なんて、心にも思ってないことを送信していた。
《うん、もう気を使ってメール入れてくれなくても平気だよ!冷夏は大丈夫だから!!》
そのメールが、本当に終わってしまったことを物語っていて、
そして、また“大丈夫”そう言わせてしまったことに、気が抜けていた。
静かに、車の中に戻り、さっきの受信メールを開いた。
1つずつ、ゆっくり言葉を並べて行く……
あんなに楽しかったはずのメール交換が、今じゃ答えを開くのに脅えていて、
どうしてこうなっちまったのかと、考えながら送信していた。
《なんで、外出て来たの?》
そんなことは、さっきの冷夏からのメールで分かるはずなのに俺は入れる言葉が見つからず、何よりも、冷夏と繋がっていたかっただけだった。
《おかしくなりそうで、翔クンが頭の中を占領してて、何を見ても涙でさ…家にいるのが辛かった》
「俺も同じだよ」
メールに向かって話しかけながらも、そう素直に入れることはできずに
《旦那は平気だったのかよ?》なんて、心にも思ってないことを送信していた。
《うん、もう気を使ってメール入れてくれなくても平気だよ!冷夏は大丈夫だから!!》
そのメールが、本当に終わってしまったことを物語っていて、
そして、また“大丈夫”そう言わせてしまったことに、気が抜けていた。



