冷夏が恥ずかしそうに俺に背中を向けて着替えてる姿を見て
一気に寂しさに襲われた。
俺の視界に入る時計が、もう少しでバイバイの時間を知らせている。
冷夏は帰るの?
俺をまた、ひとりにさせるの?
冷夏の後ろ姿にそう何度も問い掛けていた。
俺たちが一緒に朝を迎えるのはメールのやり取りだけ。
唯一繋がれる手段を借りて朝を迎える
着替え終わって俺に抱き着いてきた冷夏をおもいっきり抱きしめた。
「翔クン、苦しいよぉ…」
そんな冷夏の言葉もシカトして強く強く抱きしめた。
旦那への嫉妬
他の男への嫉妬
冷夏を抱いてより一層強くなった溢れてくる感情。
俺だけの冷夏じゃない事にどんどん醜い感情が溢れ出す……
「翔クン…?」
小さな声に俺の力がやっと抜けた
「よし!行くか」
そう言いながら冷夏から離れると、冷夏もまた寂しそうな眼をしていた。
そんな眼で見んなよ……
さらってしまいそうになるから
俺は冷夏より先に靴を履き部屋から出ようとしていた
そして、ふたり共部屋の扉が閉まるのを見つめていた
俺たちの幸せな夢の時間は終わった――
一気に寂しさに襲われた。
俺の視界に入る時計が、もう少しでバイバイの時間を知らせている。
冷夏は帰るの?
俺をまた、ひとりにさせるの?
冷夏の後ろ姿にそう何度も問い掛けていた。
俺たちが一緒に朝を迎えるのはメールのやり取りだけ。
唯一繋がれる手段を借りて朝を迎える
着替え終わって俺に抱き着いてきた冷夏をおもいっきり抱きしめた。
「翔クン、苦しいよぉ…」
そんな冷夏の言葉もシカトして強く強く抱きしめた。
旦那への嫉妬
他の男への嫉妬
冷夏を抱いてより一層強くなった溢れてくる感情。
俺だけの冷夏じゃない事にどんどん醜い感情が溢れ出す……
「翔クン…?」
小さな声に俺の力がやっと抜けた
「よし!行くか」
そう言いながら冷夏から離れると、冷夏もまた寂しそうな眼をしていた。
そんな眼で見んなよ……
さらってしまいそうになるから
俺は冷夏より先に靴を履き部屋から出ようとしていた
そして、ふたり共部屋の扉が閉まるのを見つめていた
俺たちの幸せな夢の時間は終わった――



