「あっ……!!」
路地裏に車のライトの光が入りこんできて、俺はライトの光を目掛けて走っていた。
“冷夏だ……!”
そして車が見えた瞬間、俺は肩をおとした。
「冷夏じゃない……」
こんな時間に来る訳がないと思いつつも何処か期待していた俺がいた。
「来る訳ねぇーよな……」
ゆっくり歩きながら俺は自分の車に乗り込みポケットから携帯を取り出した。
やっぱりピンクのホタルの光放つ姿はなく、
そのまま携帯をポケットに再び戻した……
涙が溢れ……
俺は目をつぶった。
冷夏が口ずさんでた大好きな曲……
「この歌、冷夏の気持ちのまんまみたい」
そう笑顔を振り撒きながらまるで自分が作った歌みたいに勝ち誇り、
俺の横で歌い続けていた、俺達の恋愛を綴った歌……
あの時は感じなかった
冷夏の歌声に聞き惚れて……。
「バカ……これ、切ねぇーじゃねぇかよ」
その歌はあまりにも悲しく
冷夏が自分の気持ちのまんまだと言った意味を
今になって理解した自分がいた。
路地裏に車のライトの光が入りこんできて、俺はライトの光を目掛けて走っていた。
“冷夏だ……!”
そして車が見えた瞬間、俺は肩をおとした。
「冷夏じゃない……」
こんな時間に来る訳がないと思いつつも何処か期待していた俺がいた。
「来る訳ねぇーよな……」
ゆっくり歩きながら俺は自分の車に乗り込みポケットから携帯を取り出した。
やっぱりピンクのホタルの光放つ姿はなく、
そのまま携帯をポケットに再び戻した……
涙が溢れ……
俺は目をつぶった。
冷夏が口ずさんでた大好きな曲……
「この歌、冷夏の気持ちのまんまみたい」
そう笑顔を振り撒きながらまるで自分が作った歌みたいに勝ち誇り、
俺の横で歌い続けていた、俺達の恋愛を綴った歌……
あの時は感じなかった
冷夏の歌声に聞き惚れて……。
「バカ……これ、切ねぇーじゃねぇかよ」
その歌はあまりにも悲しく
冷夏が自分の気持ちのまんまだと言った意味を
今になって理解した自分がいた。



