“こんな寒かったっけな”
冷夏と初めてこの場所で逢った時よりも、もう随分と夜中の風は冷たくなって……
まるで俺の心と同じ。
冷夏を初めて抱きしめたこの場所……
冷夏からキスをしてくれたこの場所……
全てが始まった大切な秘密の隠れ家。
目を閉じるとハッキリ浮かぶ冷夏の姿が俺を少しだけ落ち着かせてくれた。
何故だか俺が浮かべた冷夏は全て笑顔だったから……。
ポケットから取り出した携帯を見ると
やっぱりピンク色を放つホタルは見れず、また携帯をポケットに入れた。
「冷夏、逢いてーよ……」
空を見上げながら呟き、
この声が届きますように
そう強く願っていた。
冷夏と初めてこの場所で逢った時よりも、もう随分と夜中の風は冷たくなって……
まるで俺の心と同じ。
冷夏を初めて抱きしめたこの場所……
冷夏からキスをしてくれたこの場所……
全てが始まった大切な秘密の隠れ家。
目を閉じるとハッキリ浮かぶ冷夏の姿が俺を少しだけ落ち着かせてくれた。
何故だか俺が浮かべた冷夏は全て笑顔だったから……。
ポケットから取り出した携帯を見ると
やっぱりピンク色を放つホタルは見れず、また携帯をポケットに入れた。
「冷夏、逢いてーよ……」
空を見上げながら呟き、
この声が届きますように
そう強く願っていた。



