だけど、 少しずつ…… 俺の思いは、抑えきれなくなっていた。 “冷夏を俺だけのものにしたい” そんな、俺の中にある本当の思いは冷夏に告げずにいた。 冷夏を苦しめたくないから。 冷夏にぶつけてしまったら、冷夏が俺の傍から消えてしまう事にも脅えていた。 だけど、張り裂けてしまったんだ… 冷夏が旦那に抱かれる事も、 客の相手をしている事も、 俺の傍にずっと居る事が出来ない事も… もう、限界だったんだ。