《今日は終わるの早いね》


《冷夏に逢うまで少し寝るよ!》



《うん!じゃあ後でね☆ゆっくり寝てね……》



冷夏からのメールが受信された後、そのまま今までのやり取りのメールを見ていた。




冷夏と出逢ってから、もうすぐで1ヶ月が経とうとしていた。




“でも、好きでもどうにもならない事ってあるよね”



そのメールの画面で俺の手が止まった。




冷夏がこのメールをどんな気持ちで俺に入れて来たのか



このメールの意味があの時の俺には全く理解が出来なくて頭を抱え、ただ感情だけをぶつけていた……




1つ、1つ過去のメールを
見る度に……



冷夏のメールの言葉がどれだけ意味のある内容だったのか……




改めて感じ胸が痛んだ。




“翔クンが好き……”




俺に気持ちをぶつけてきた冷夏は、




どんな思いだったのであろう……。