華原蘭…
私とは、間逆の生徒…
ホームルームが終わり、私は、帰りの支度をしていた

「あの、すいません…」
「は、はい!!」

振り返ってみるとそこには
華原蘭がいた…

「私、華原蘭、良かったら友達にならない?」
「え……、私?」
「うん!!」
「あ……、私でよければ…」
私が自信なさげに言ったのが伝わったのか、華原蘭は、私の手を握った…
「うん!もちろんだよ!!メアド交換してくれない?」
「うん、わかった」
「そう言えば名前聞いてなかった…」
「あ…ごめん…私、桜庭美香、よろしく」
「美香ちゃんか…良い名前だね!」
「………ありがとう…」
私は、少し顔を隠しながら言った
「私のことは、蘭って呼んでね!」
「うん、よろしく」
これが、私の高校生活の1人目の友達だ