「なに?」
ドS・・・あとで覚えてろ・・・
とか思いつつ
ともに近づいた。


逃げもしない。
細く鋭い目・・・。
でも瞳は優しくて
なんだか切なくて

私はともの耳元に口を持っていった。
『まにぇからハ・・・グ・・・』
口が回らない!
舌が絡まる!!
「え・・・?前・・・からハグ?」
私は首を縦に振った。
「前からハグして欲しいの?」

多分このとき私の頬は真っ赤になっていたと思う。

『うん・・・前からハグ・・・して?』

その瞬間私の視界まっ暗くなった。