ありがとう

ピアノのポロンっという小さな音と共に

私は後ろからぎゅっと抱きしめられた。



「甘い・・・ね。みか、好きだよ。」
ともは言った。
廊下が騒がしくなり人が近づく音が聞こえたため
私たちはお互いの教室へと向かった。


『夜、メールするね。』
精一杯の言葉だった。