それからあたしたちは、屋台とか射的とかヨーヨーつりとかをして遊んだ。 いざ開き直ってみると、案外楽しいもんだな...。 「亜梨朱ちゃん、今何時?」 「ん~今は...もうすぐ8時だよ」 「...よし!じゃあ行こう!!」 橘くんは突然あたしの腕を掴んで走り始めた。 「ちょっと!?どこ行くの!?」 「秘密ー」 一体あたしどこに連れて行かれるんだ...?