「亜梨朱ちゃん、俺たちも行こうか」 「...うん」 そしてあたしたちは、人ごみの中へ入っていった。 「混んでるね~」 「このあたりじゃ1番大きな花火大会だしね」 うぅ~... 疲れた...。てか足痛い!! 慣れない下駄なんて履いてくるんじゃなかった。 「...亜梨朱ちゃん、ちょっと待ってて」 「へ?ちょっと橘くん!?」 橘くんはあたしを置いてどっかに走っていった。