「俺、そんなに嫌われてんだ?」
あ…
「く、まが、み、くん、」
「莉穂、ちょっと来い」
「え、へ?え!?や、やだやだやだ!!!」
「あ?」
ひぃ!!
こわい…
「わかったです…」
そしてそのまま連れてこられたところは
「図書館?」
「ま、もうちょいついてこい」
そのまま進んでいく熊上君。
図書室の本棚のよこにドアがある
誰かが出入りしてそうだけど
●立ち入り禁止●
の文字がかいてある。
すると、熊上君はこのドアを開けた
―ガチャ―
「え!?ちょっと、ここ、立ち入り禁止ってかいてあるじゃん!!!勝手に入っちゃダメでしょ!!!」
「別に大丈夫」
え、大丈夫…なの、?
ドアの向こうには、
上えと続く階段があった。
―コツコツ―
―コツコツ―
無言のまま、上までついた
またドアがある
―ガチャ―
―ギィー―
錆びた音がした
そのドアの先には…
町の景色が見える屋上があった。
下校時でオレンジ色に染まる空
少し冷えた空気
「キレイ…」
そう思った

