「莉穂~」

ん?

「ああ、麻菜。どうしたの?」
「愛浬がねぇ…圭君とけるからさぁ、私返り1人なのぉ」

あぁ、そういえばそんなこともあったけ…

「じゃ、一緒に帰る?」
「え、いいの!?」

最初からそのつもりできたんでしょうが
まったく…

「うん」
「やったぁ!!!ありがとぉ!!!」

か、かわいい…
ありがとぉって言いながらにこって
笑うんだよ?
どんな男子もイチコロだと思うよ?
うんうん。

「あ、そう言えばさぁ莉穂。」
「な、なに?」

麻菜、笑顔が黒くなったよ!?
オーラが、ダークだよ!?

「王子とわどうなわけ?」
「へ?王子って…?」
「はぁ?熊上よ!!!く・ま・が・み!!!」

ああ、いたねぇ、

「イケメンさんね…」
「好きになったりしないの?」
「興味ないし、大体麻菜も知ってるでしょ?私が嫌いな人のタイプ!!!まさにあのほとじゃない!!!」

そこまで言い切ったときに築いた
何故かすごい視線を感じる。
っていうか、睨まれてますね。

「り、莉穂…」

誰に睨まれてるか分かんないけども…
嫌な予感がする。
麻菜が私の後ろを見てるってことわ…

「後ろ、いる…?」

麻菜が『うんうん!!!』と頷いた


振り向いたことを後悔しても、遅かった