「まあ、そんな回りくどいことはいい。」 俺は、怖気ずに真っ直ぐに俺を見る瞳を、見つめ返す。 「美愛、俺の女になれ。」 さすがに予想外だったのか、美愛は瞳を見開いた。 悲しみが薄まった瞳に、少し安心する。 大丈夫だ。 こいつは、まだこの世界に希望を持っている。 「本気で言ってるの……?」 「ああ、本気だ。」 俺の即答に、美愛は混乱したようだ。 当然といえば、当然のことだ。 昨日出会ったばかりの男に、告白されているんだからな。 「お前のことが気に入った。」