「君を見ていると、いつも息子と重ねてしまうよ。
姿形が、と言うわけではないが、危なっかしさを含んだ堂々たる態度が似ている。」
「……ご子息のこと、ご愁傷様でした。
今まで直接申し上げられずすいません。」
「あいつは君と同じ歳だった。
妻は今でも心に大きな傷を抱えている。
もう一年にもなるのにな。
息子が……來叶がこの世から去って………。」
廉也の息を飲む声が聞こえてきた。
廉也は気付いてなかったんだ。
この声の主は、紛れもなく……
來叶の父親だ。
「ご子息のお名前……來叶様、ですか?」
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