「美愛。」
呼ばれて廉也を見上げれば、少し手を広げているから廉也の胸に飛び込んだ。
その途端に、どっと押し寄せる疲労。
でも、廉也の腕の中は温かくて、優しく包み込んでくれて……
今では、すごく安心する場所。
「廉也すごいね。」
「なにがだよ。」
「こんなに疲れる所に、何度も来ているんでしょ?」
私の言葉に、すごくねーよ、と笑う廉也の顔には、私ほど疲れた様子はない。
こういうのは慣れなのかな?
「未來は?」
「吉田から連絡が来てる。今は車で寝てるらしい。
俺たちももう少ししたら、帰るか。」
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