そこまで言い終わると、廉也は目を開いて私を見た。
その目が、過去の闇を語っているのに、瞳から伝わる意思には優しくさを含んでいて……
その意外な事実に、思わず私は驚きで目を見開いてしまう。
「……今までは、パーティーに出席するたびに、自分が汚れていく気がした。
お前と出会った時も、そんな自分自身を心のどこかで可哀想だと、感じていたのかもしれない。
……でも、お前と出会って……お前の生き様を知った。
お前を守るために、逃げたいと思うことをやめようと思った。
……俺は、お前のために、立ち向かわなきゃいけねぇって決めた。」
「私の……ため。」
その言葉が、あまりにも嬉しくて。
私の中から何かがこみ上げてきた。

