「俺は外傷なく助けられたが、その時の記憶が脳裏から離れねぇ。
恐怖なんか残っちゃいねぇが、この世界に対する気持ち悪さが抜けねぇでいる。
俺は会社の “次期後継者” という立場から抜け出せねぇ。
後継者はかまわねぇが、どうしても考えるより先に体がこの世界を拒否しちまう。
だが、後継者としてパーティーには礼儀として参加しなきゃいけねぇ。」
私が憧れていた、お金持ちという立場。
私の望むその世界は、廉也にとって鳥籠になってるんだね。
廉也も過去からの自由を望むのに、閉じ込められたまま生きてるんだ……
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