総長からの「愛してる」




なんて酷い話。




貢物として送られた女の人も、決して望んだわけじゃないだろう。



その上、何も知らない子どもに見られたなら自分の中の女としてのプライドが……壊れてしまう。




何より、まだ無垢であったはずの当時の廉也を、どれだけ傷つけたんだろう。




「この世界が決して綺麗なだけとは思っていなかった。


けど、そういう知識もなかった俺は、精神的に何かが壊された。



目の前で救いを求め、泣き叫ぶ女に縛られている俺は何もできない。



ただ、柱に固定された俺は、視界から外れても耳から聞かされた叫びで恐怖を味わった。」




話を聞いただけで、私が吐きそうになる。