「え、廉也……?!」
お金なんか払えないのに、着ていくなんて言われても。
「廉也、私ドレスなんて買えるお金は無いよ?」
しかも生地はすごく高級そうだし、絶対に高いやつだよね?!
そんな私の心配を余所に、廉也は靴や装飾も決めて行く。
「またのお越しをお待ちしております。」
スタッフ総出でお店の前に並ばれ、お辞儀をされながら再び車に乗る。
いつの間にか、未來もドレスを着ている。
「……廉也………?」
状況がよく理解できないから、発車した車内で廉也を見ると…
「え?!れ、廉也?!
顔色悪いんだけど……!!」
真っ青な顔で血の気のない廉也がそこにいた。

