「今、私がここまで変われたのは廉也のお陰だよ。
廉也に出会えたことで、感情が再び戻ってきてくれた。」




気付かなかったわけじゃない。


ただ、気付きたくなかった気持ち。



でも、晃くんたちにすら言えなかった、未來の存在を……



廉也には言えた。




廉也がそばにいてくれると安心するし、ドキドキもする。



もう隠せない気持ち。




「今の私には、廉也が必要なんだよ。」



必死に守ってくれた廉也に、応えなくちゃいけないね。




空に叫んだあの日の愛を……


來叶への気持ちを、消すことは無理でも…



來叶と同じように、1番に想いたい人ができた。






「廉也、大好きだよ。」