全員が頷くのが見えたし、全員が返事をしたのも聞こえて……
やっと私は來叶の後ろから完全に出る。
「あ、雨宮美愛です。これから、よろしくお願いします。」
そう言うだけで精一杯。
「美愛……ちゃん。
とりあえず、今いる幹部は俺だけだから、自己紹介するな。
鳳凰7代目 副総長 鳥遊悠希。」
それが、私が悠希に初めて出会ったとき。
最初の印象はなんだか皆を優しく見守ってそうだな、って思った。
「実は、來叶は女嫌いなんだ。
今までも女子と話すのすら、ろくに無かった。
だから、正直、初めて君の話を聞いた時はかなり驚いたんだけど……
何と無く來叶が気にいる理由がわかる。」

