「美愛、紹介するから顔出せ。」
來叶に言われて顔だけ出すけど、視線が多く感じすぎて、痛い。
こんな大勢の人に見られるのなんて、初めてかもしれない。
そんな私の頭を、來叶は撫でてくれる。
それが嬉しい半面、ドキドキがいっぱいになって私の顔は、もうこれ以上ないくらい真っ赤に違いない。
「後でまたちゃんと紹介するが、今いるやつには先に言っておく。」
來叶が周りを見回す。
「雨宮 美愛。俺の大切な女だ。
お前ら、全力で守れよ。」
さっきとは打って変わってシーンとした空間に響いた來叶の声。
「「「おっす!!」」」

