総長からの「愛してる」




旭が、コミニュケーション能力に長け、



海斗が、人の嘘と真実を見抜け、




それが “武器” なのだとしたら、




奏のそれは、人のちょっとした動きや声音、態度から感情や思考を読み取ること。



俺たちは、自分の闇と向き合って、そのトラウマを武器にした。




プロに比べれば、そりゃあ勝てねぇけど。



一般人よりも特殊な俺らの武器。





「下っ端たちが教えてくれてるよ。
あの女は、2階にいるみたいだね。」




その言葉と同時に、俺は走った。




2階まで一気に駆け寄ると、一度立ち止まり旭に目をやる。




「旭、この場は任した。」