専門学校に通った私の専攻は。『フラワーアレンジメント』
学費は父に出してもらい、専門学校に通う傍ら、バイトもした。
たくさんお金を貯めて、私の夢を叶える。
それは、自分の店を持つ事。小さくていい。
皆が安らげる、ふと立ち寄れる、そんなお花屋さんになりたかった。
耳が聞こえないと言うハンデはあるが、人の唇を読むことは、
得意になった。
専門学校を卒業する頃には、父の知り合いが、店舗を貸してくれた。
しかも格安で。その知り合いの娘さんも、花屋で仕事をしたいとのことで、
バイトで入ってくれることになった。
名前は、桜井 綾子ちゃん20歳。
私より3つ下。
「花屋でバイトの経験も、花の仕入れにもたくさん行ってましたから。
頑張って、杏さんをサポートしますね」
そう言ってくれた綾子ちゃん。
これほど心強い味方はいない。
『たくさんお給料はあげられないかもしれないけど、宜しくね』
そう紙に走り書きして、微笑んだ。
「そんな、給料なんて、バイトなんですから、気にしないでください」
綾子ちゃんは慌てて言う。
学費は父に出してもらい、専門学校に通う傍ら、バイトもした。
たくさんお金を貯めて、私の夢を叶える。
それは、自分の店を持つ事。小さくていい。
皆が安らげる、ふと立ち寄れる、そんなお花屋さんになりたかった。
耳が聞こえないと言うハンデはあるが、人の唇を読むことは、
得意になった。
専門学校を卒業する頃には、父の知り合いが、店舗を貸してくれた。
しかも格安で。その知り合いの娘さんも、花屋で仕事をしたいとのことで、
バイトで入ってくれることになった。
名前は、桜井 綾子ちゃん20歳。
私より3つ下。
「花屋でバイトの経験も、花の仕入れにもたくさん行ってましたから。
頑張って、杏さんをサポートしますね」
そう言ってくれた綾子ちゃん。
これほど心強い味方はいない。
『たくさんお給料はあげられないかもしれないけど、宜しくね』
そう紙に走り書きして、微笑んだ。
「そんな、給料なんて、バイトなんですから、気にしないでください」
綾子ちゃんは慌てて言う。