俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ

龍のその顔に、

私の顔も真っ赤になる。

・・・

その顔とは。

・・・

頬を真っ赤に染め、

目を見開いてる龍の顔。

・・・

墓穴を掘ったとは、

まさにこの事かもしれない。

「…龍」

「なっ・・・んなわけねぇだろ?!

バカも休み休み言え」


「・・・」

・・・

きっとはたから見れば、

私たちの光景はさぞかしおかしなものに違いない。

だって、

2人で真っ赤な顔をして、

そのくせ手も繋いでると言うのに、

目線は全く合わせる事はない。

・・・

いつの間にか、

家の前に着いていた。