俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ

そんな私の顔を見て、

龍は思わず吹き出していた。

・・・

「なんて顔してんだよ?

早く行かねえと、遅刻すんぞ?」


そう言って龍はまた歩き出した。

私も無意識に龍の手を握りしめていた。

・・・

「なんか、お似合いだね」

そう言った女の子たちの声は、

私の耳には聞こえなかった。

・・・

学校では、

異色コンビの、私と龍の話しでもちきりだった。

おかげで、

どこにもいられず、

授業以外は、

保健室に逃げ込む羽目に。


「本当、何で真逆な2人が一緒にいるのかしら?」

そう言ってクスクス笑っているのは、

保健医の、斎藤春香先生。

私の病気を、誰より心配してくれる

ママみたいな存在の人。