俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ

・・・朝。

身支度を済ませた私は、

玄関を開けた。・・・でも。

外には、龍の姿はなかった。

・・・

あんなの、ただの気まぐれだったんだ。

そう思うと、寂しかった。

・・・

「龍の…バカ」


「…誰がバカだって?」


「・・え?!」

慌てて振り返ると、

息を必死に整えてる龍の姿がそこにあった。

・・・

走ってきてくれたのか、

肩で息してる・・・

「悪かったな…いつもはこんなに早く起きねえし、

寝坊した・・・」

龍の言葉に笑顔で首を振る。

すると、龍も笑顔になっていた。

笑うと、可愛い・・・

そんなことを思っていると、

龍は突然、私の手を掴んだ。

「行くぞ」

私は小さく頷いた。