俺様ヤンキーに初恋を捧ぐ

龍の姿があった。

・・・

「おい、大丈夫か?」

「・・・」

まだほんの少し、耳鳴りはしていたが、

周りの音が聞こえるほど、回復していた。

私は頷いて見せると、

龍は安堵の溜息をついた。

・・・

「・・・焦った。

何回声をかけても、全然反応しないし、

耳押さえて、痛がってたしさ・・・

お前、なんかの病気なのか?」


龍の問いかけに、

体が委縮する。

病気の事なんて言えない・・・


「お前が喋らないのも、なんか理由があんだろ?

会って間もないオレだし、言いにくいかもしれないけど、

言ってみれば、案外楽になるかもしれねえぞ?

誰にも言わねえし・・」

そう言った龍は、

凄く真剣な表情だった。

見かけとは全く違うんだ・・・