ベラベラに酔った将くんをタクシーに乗せた。



彼女と勘違いされてるんだ私。




だって将くん、肩に頭乗せてギュッと私の手握ってる。ニコニコして可愛いな。





いいな、彼女は。こんな将くん1人占めできるんだ。




もう、欲しいよ。将くんが全部欲しい。




行き先を告げて走り出すタクシー。
窓の外は粉雪が散らついてた。