「オーディション…」 「あぁ、うん、でも受かるかどうか…」 まだ、分かんないしね… 「大丈夫だろ。お前なら大丈夫。」 「あはは、なんか拓ちゃんに大丈夫って言われたらほんとにいけそうな気がする。」 「なんだそれ」 いつもきごちなかった私たちの会話も今日は普通だ。