「それは……」


チュッと音を立てて、またキスをされる。


「キス、好きだろ?」


「……うん」


コクンと頷くと、龍矢は一瞬私のことを鼻で笑ったあと、優しくキスを落とした。


「ねえ、龍矢。でもやっぱり、私たちってキスしすぎなのかな?」


「キスにしすぎなんてない。愛してたらしたくなるのは当たり前だから」


「そう、だよね」


「ああ」


雑誌を見て、私たちってキスし過ぎかなって思ったけど、でも人それぞれだもんね。


もし私たちが誰かにキスの回数を聞かれても、きっと答えられない。


だって一緒にいる時間は、常にくっついてキスしてるんだもん。


しかも、キスと愛してるの言葉はいつもセット。


だから、結果!


私たちは、雑誌でいったらその他に属します。





……END