そう言われて、顔が熱くなる。


だって気になったんだもん。


ほかの人が、どれくらいキスをしてるかって。


「あっ!」


龍矢がサッと私から雑誌を取り上げ、さっき見ていたページを開く。


「少ないな。こんなもので満足しているのか?」


雑誌を見て龍矢がつぶやく。


「私たちが多いんじゃ……」


「あ?」


一瞬龍矢に睨まれたあと、唇を奪われた。


「そんなこと言ったって、俺とのキス好きだろ?」


そう言われたあとは、いろんなところにキスがたくさん降ってきた。


「あっ」


気づいたときにはベッドに倒され、龍矢が覆いかぶさっている状態。


「どうなんだ?」