それから授業も終わり、友美ちゃんと別れ本屋に向かった。


「えっと……」


勉強に必要な本を見つけ雑誌コーナーに向かい、参考書と雑誌を買って家に戻った。


簡単に夕ご飯を済ませ、雑誌を開く。


「あっ、これだったんだ」


雑誌を最後まで読みすすめていくと、お昼に友美ちゃんに見せられたページにたどり着いた。


そういえば、友美ちゃんも同じ雑誌を読んでるって言ってたなと思いながら、そのページに目を通す。


「う～どうしてみんな、こんなふうにキスのこと話せるのなか？」


文章を読んでるだけでも恥ずかしくなって、思わず雑誌を閉じる。


でも思わず、修斗とのキスを思い出してしまう。


幼なじみという期間が長かったせいか、お互いそういうことに恥ずかしいという気持ちが勝ってしまって、私たちはあまりキスをしない。


「よし！部屋の片付けしよ」


明日は久しぶりに修斗が家に来るから、部屋の中を綺麗に整える。


「これでいいかな」


綺麗になったところでお風呂に入り、ベッドに潜り込んた。