「何で私倒れたんだろう?」

「母さんが着たら、先生から話があるって。」

「そっか。」

「多分もうすぐ来るだろう。その前に、先生呼ぼうな」

「うん」

~in手術室~

「先生、血圧・ともに低下しています!」

「先生、大変です!」

「なんだ!?」

「紅条さんの血液型が、Rh-AB型でうちにはストックがありません!」

「なに!?今からセンターに連絡していたら患者が持たないぞ!なるべく出血が少なくすむように手早く終わらせるぞ!」

「はい!」

「メス」

~in病室~

ーコンコンー

「はい」

「岬ちゃん目が覚めたのね、よかった」

「はい。ありがとうございます」

「岬ちゃんのお兄さん、淳君だったわね」

「はい。そうですけど・・・?」

「ちょっと来てくれるかしら?話があるの」

「・・・?はい。ちょっとまっててな」

「うん」

~in手術室前~

「あの・・・」

「あ!ごめんなさいね。」

「いえ。それで、話ってなんですか?」

「淳君、落ち着いて聞いてね?」

「?はい」

「お母さんが、ここに来る途中に事故にあって重体なの」

「え?」

「今、オペ中なんだけどね、お母さんの血液型がちょっと珍しいもので、助かるかどうか難しいの。車を運転していた、運転手の瀬波さんも事故のときに外に投げ出されて頭を強く打っていて、危険な状態よ。2人とも助かったとしても、今夜一日がとうげだそうよ・・・」

「・・・そ.んな・・・・・」

「私たちも全力を尽くすけど、覚悟はしておいたほうがいいかもしれないは・・・。」

「っ!わかりました。じゃ、僕は岬の病室に戻ります・・・。」

「えぇ。」