~in病院~

「み、岬は?」

「えっと、」

「あ!岬の兄です。兄の淳です。」

「お兄さんですか。今岬ちゃんは麻酔で眠っています。容態は安定しましたよ。」

「本当ですか!?よかった...」

「お母さんとお父さんは?」

「母さんなら多分、今こっちに向かっているとおもいます。父はいま海外を飛び回っているので、どこにいるか分かりません。」

「そうですか。では、お母さんがお見えになってから岬ちゃんのことをお話しますね?」

「はい。分かりました。」

「お母さんが来るまで、岬ちゃんのそっばにいてあげてください。頑張りましたよ。岬ちゃん。」

「はい」

~15分後~

「先生!」

「どうした?」

「急患です!」

「患者の名前は?」

「それが...」

「なんだ?早く言え!」

「先ほど搬送されてきた岬ちゃんのお母様の紅条樹さんと運転手の瀬波龍さんらしいんです」

「なに!?2人の容態は?」

「信号を無視して突っ込んできたトラックと衝突したらしいんですが、瀬波さんは衝突のショックで投げ出され、意識不明の重体で、樹さんは衝突のさい頭を強く打ちこちらも意識不明の重体です!」

「わかった。緊急手術だ!オペの用意を急げ!」

「はい!」

~ピーポーピーポー~

「救急車到着しました。」

「オペの用意は?」

「できています」

「よし。手術室へ」

「はい。」

「急患です道をあけてください!」

~in岬病室~

「?なんか騒がしいな...」

「ん?お.にい.ちゃ.ん?」

「!岬!よかった」

「ここどこ?」

「病院だよ。岬学校で倒れたんだぞ?覚えてるか?」

「うん。なんとなくは...」

「そうか」