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「ん、っと、どこいくんですか?」
公園から離れ駅に向かっている先輩に聞く。
するとスッと何か手に渡された。
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「水族館....!」
水族館のチケットが私の手の中にあった。
「この前チケット渡し忘れてて。
...水族館平気か?」
「ッむしろ大好きですっ....。!いつぶりだろ...。ありがとう」
笑顔を向ける。
嬉しいっ....!
小学3年生ぶりだっけな...。
「...その顔ほんと他の男子に向けんなよっ....」
「へっ...?」
今なんて...
「ッあー!よろこんでくれたんならいーよっ。いくぞッッ」
ぐいっと強引私の腕を引っ張る。
「ひえっ.....」
手首を持っていた手を移動させ指を絡ませてくるポチ先輩。
「....なに?もしかして、手繋ぐの初めてとか....」
ッ...
「む...昔、翔太と繋いだことありますっ....」
「...チッ。またあいつかよ。」
ぎゅっと手を握ってくる先輩。
「可愛い...」
拗ねてる姿がかわいくてなんだか素直にそう思えてしまった。
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