ポチ先輩の裏の顔。








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=日曜日=




バケツ以外のいじめは特にひどいものもなく。

ノートにちょっと落書きされてたり、物隠されたりその程度。



その程度じゃもう私はくじけないしっ。




風邪というかくしゃみもおさまったし...




今日は天気もいいし...




「よしっ...!!!!」





デート日和だっ!!





準備の終わった私は鏡の前に立つ。




ふんわりとした淡いピンクのスカート。

シンプルなネックレス。




いつもズボンばかり普段履いてるけど気合いいれすぎじゃない...よね。




もちろんこの服は未来とこの前ショッピングに行ったとき未来にアドバイスをもらいながら決めてもらった服だ。



...似合ってるかな...。




未来とは私タイプが違うし不安になってきた...。





時計を見ると9:20。







ちょっと早いけどそろそろでよっかな....。







「うん、よしっ」





もう一度鏡を見てしゃきっと姿勢をただすと私は部屋をでた。







「お母さんいってくるね!」





「はーい!彼氏によろしくねっ」






....って、え!?





「な、なんで彼氏って...!」





私一言もお母さんに言ってない...!





「ふふっ。そんなオシャレしてるとこ初めて見たもの。
...がんばって。楽しんでらっしゃい」





...!





「うんっ、いってきますっ...」





そう言って家をでた。