「ちょっと今のヤバくない?」
「ていうか翔太くんとも親しいなんて...うらやましっ..」
「今の彼氏からしたらちょっとヤバいよね」
...?ポチ先輩のもとに駆け寄るまでにそんな会話が聞こえてくる。
?今のがヤバかったんだろうか...?
「ごめん..お待たせっ」
ニコッと笑い返してくれる先輩。
するといきなりグッと引き寄せられる。
「ひぇっ!!?」
あっという間にポチ先輩の腕の中に
「きゃー!!」
「うそー///!」
「いいなぁー!!」
「はははは、は、離してください!!!」
するとスッと離してくれる。
なんでこんなこと...と思って顔をあげると
ポチ先輩は翔太にむかってニコッと笑いかけた。
翔太は怪訝そうな顔をして教室を出てった。
...なんか今の二人すごく怖かったんだけど...。
「いこっか。」
そういって私の手をとる先輩。
「ッ...」
男の人のってなかなか慣れない...。
「じゃあね、皆ー」
ポチ先輩が教室の皆に手を振ると歓声がわきあがるのであった。

