ポチ先輩の裏の顔。




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もう昼休憩か...。

あいつが放課後来ると思ったら放課後こなくていいかも。なんて



「はぁー...。」


「どうしたの?そんなにため息ついて...」



屋上でお弁当を未来と食べてると心配そうに声をかけてくれる未来。



「昨日の昼休憩以来変だよ?」



....もしかして未来まだ知らないんだ。私とポチ先輩の関係。

けど裏の顔があった。なんて言ったら先輩に殺されそうだし...。



「あ、のね...。実は...ポチ先輩と付き合ったん「ええええええええええええええええええええええええええええええッッッ」



最後まで言う前に未来の声でかき消された。




「ぽ、ポチ先輩と!?きゃーっ///」


そんな、うらやましいもんじゃないよ、未来。

私も昨日まで好きだったはずだよ。うん。

普通だったら付き合えて嬉しいはずなんだけど...ぜんっぜん嬉しくない。



「で?で?せっかく付き合えたのになんでそんな浮かない顔してるの?」




ギクッ..


「べ、別に...」


未来が私をジッとみる。




「...そか。言いたくなったら言ってね。ほら!お弁当たーべよっ」


未来絶対何かあるの気付いてるのに..。

ほんと優しいな。




「うん!いただきまーす」