止まない雨はない

「恭哉・・・本気?」


かおりは真顔で俺に聞いてきた。



「ああ。色々考えたんだ。でも彼女なんだ。

 すべてを受け入れたいと思う・・・」



「・・・そう。わかったわ。

 恭哉が本気なら浩介を今からここに呼ぶわ。

 浩介と話す覚悟はある?」



「ああ。通らなきゃいけない道だ。

 浩介にも認めてもらう。」



やっと見つけたものを早々手放せるかって・・・

俺はやっと自分の心と向き合う決心がついた気がした。