止まない雨はない

送信ボタンを押したときはすっごくドキドキした…

知らない感情ではないけど。

でも、信じたくない感情だった…


『送信完了です。』


「お疲れ様…ほんとすごい進歩よね。ゆうちゃん…
 私は本当にうれしいのよ。
 ゆうちゃんの心が相手の事を好きって思ったなら、
 勇気を持って。」



きっと、かおりちゃんはあの時の事を言っているんだと思う。

私が、恭哉さんと向きあいたいと思うならば、過去の事を話したほうがよいと…


私だって分かるよ、それくらい…


恭哉さんも何か抱えている気がするもの。


きっと、これからなんだと思うけど…