「なに?私と?いいけど、私はやめたほうがいいよ。」

「どうしてですか?」

「みんな私を選ぶけど、一人も持ってこられなかった・・・。
 約束を守れなかった。だから死んでいく・・・。」

「どうする?やめるなら今のうちよ。」

「・・・いえ。がんばります。あきらめたくないですし、時間がないので。」

そう、あと残り10秒

「・・・いいわ。もう変えれないからね!」

こゆびをからませる。取られたのは、人差し指だった。

「わたしがあなたの欲しいものを持ってきてあげます。」

「ゆびきりげんまん 嘘ついたら 針千本飲ます 指切った」

「じゃあ私の自由を取ってきて!」

「えっ。」

「はやく。」

一番ペアになってはいけない人物となってしまった美奈穂だった。